![]() 「ヴィーナスの誕生」ボッティチェルリ 15世紀 |
ボッティチェルリはこの絵を、ホメロス讃歌として伝承された「アフロディテ讃歌」をもとに描いたと言われる。
そこへ西風の息吹の湿り気をおびた力が、
この絵は、正確には、エーゲ海の白い泡から誕生したアフロディテが、キプロス島に到着した場面を描いたものですね。
ヘシオドスは「テオゴニア(Theogonia)」の中でアフロディテ誕生を次のように伝えている。
大いなる天(ウラノス)は夜を率い
愛欲に満ちた大地(ガイア)の上に横たわり その全身を覆った。 そのとき彼の息子のクロノスは 待ち伏せの場から左手をのばし 右手に巨大な鎌をとり 父親の男根を一気に切り落とし、後方へ放り投げた。 波の打ち寄せる海原へ投げ飛ばされた男根は 長い間漂っていた やがてその不死なる男根の回りに白い泡(アフロス)が湧きたち その中から一人の乙女が生まれ、育った。 乙女はまずキテラ島へ、さらにキプロス島へ渡った。 この美しい女神が島にあがると、その足元からは若草が生い茂った。 神々も人間も 彼女を泡(アフロス)から生まれたアフロディテと呼んだ。 ちなみに、
参考文献
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