FAQ #1〜#7


1. またたびは害になるのでしょうか。
質問:
ネコにをやると、転がったり踊ったようになったり、盛んに顔を摩り付けたりして、とても喜びます。ペットショップでも売っているようなので害ではないと思うのですが、麻薬みたいなものだと言うことを聞きました。またたびは害になるのでしょうか。また、あげても良いのなら量として1回どの程度なのでしょうか。
解答:
害があるとは思えませんが決してお勧めもできません。元気のない時にまたたびをやって元気になったとしても「元気になったように見える」だけです。また、それ以後元気をとり戻したとしても自然の回復力で回復しただけだといえます。

またたびは性的興奮を促す作用がありゴロゴロしたり顔をすりつけたり喜ぶようですが幼猫はそのような反応をほとんど示しません。「元気にみえる」という作用のため、病院につれていくのが遅れることが心配ですし、できるだけ体力を温存したい病猫にとってまたたびで興奮させたためにその後疲れてしまうことも心配なのです。
病気かな?と思ってまたたびをあげることは避けるようお願いします。

どうしてもまたたびを与えて遊びたいという方は猫が元気な時に限りなるべく少量にしておいて下さい。治療の上で薬効のないまたたびには明確な投与量はありませんし、他の方法で一緒に遊んであげたほうがよっぽどいいと思います。

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2. たまに吐いたり下痢をしたりするのですが、人間の薬をあげても良いのでしょうか
質問:
たまに吐いたり下痢をしたりするのですが、人間の薬をあげても良いのでしょうか。宇津救命丸を常備薬としてる人もいるようですが本当に良いものかどうか分かりません。動物病院に行くまでもない軽い症状の時、症状によって様々でしょうがあげても良い薬がありましたら教えて下さい。
解答:
猫は自力(つまり自分の意志で)嘔吐できる動物ですので、たまーに1回程度吐いて、その後ケロッとしているなら特に心配ないでしょう。但し1日に何回も繰り返し嘔吐したりたとえ1回でも吐いた後グッタリしていたり、また、たとえ元気でも、週1回以上定期的に吐くようでしたら、やはり問題です。

猫が嘔吐した時は、まず、半日以上絶食絶水が必要です。半日後 吐き気がなく、元気そうにエサや水をほしがったら、ペロペロッと2口程度の湯ざましを与えてみます。1時間程度よく観察して吐き気がないようでしたら、また2口程度与えて1時間観察を2、 3度繰り返します。
完全に吐き気がない事を確認したならば、普通の量の水を与え、エサを普段の1/3位から始めます。この時、エサはやはりフードを与えた方が良いでしょう。

もし、その半日の間に吐き気が収まらないときは、その日のうちにかか りつけの先生に診てもらってください。嘔吐から始まる恐ろしい病気が猫にはあるからです。突然吐き出すと飼い主の方は驚いて、脱水するのではないかと、水を与えがちですが、水を飲んだが為に、それが刺激になって飲んだ量以上の水分を吐きさらに脱水を助長する事が多いようです。嘔吐の1番の薬は絶食絶水だと思って下さい。

次に、定期的に吐く場合、エサに問題がある事と、何等かの疾患がその猫にある場合が考えられます。代表的な例では、猫のタマネギ中毒があります。猫に長ネギ、タマネギ、ニンニク等を直接間接問わず与えると、多くの場合吐いたり下痢したりします。ネギと一緒にワリシタで煮込んだお肉を与え(ネギを与えなくとも)発症する事すらあります。この場合軽症であれば、エサを変えるだけで治り ますが、重症の場合はやはり治療が必要ですすぐに動物病院に相談いたしましょう。
定期的に吐く例としては、初期の腎疾患が挙げられます。御存知のように、人も猫も腎臓を治す薬はありませんので、初期の内から食事療法を試みて下さい。動物病院に相談に行けば、血液から腎臓の機能の異常を調べ、処方食を勧めて下さる事でしょう。尚、腎疾患は6才以上の雄(特に去勢していない猫)に多くみられ、現在では猫の死因のトップになろうとしています。

長くなりましたが、嘔吐の1番の薬は絶食絶水。これだけ覚えておいて下さい。

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3. ネコで言うテリトリーとはどのような意味なのでしょうか
質問:
よくテリトリーと言う言葉を聞くのですが、ネコで言うテリトリーとはどのような意味なのでしょうか。行動に関しての事だと思うのですが、具体的な内容について教えて下さい。
解答:
テリトリーとは、普通にば”縄張”と訳します。
縄張は、猫が積極的に守ろうとする地域で、猫同士の争いが見られるあたりがその境界線であると思われます。言い替えればこの縄張がその猫にとっての”巣”及び”休息場所”であると云えます。
更に、縄張に加えて居住地区をもっていますがこの地区は、積極的に守るわけではなく他の猫の居住地区と重複する事もあります。
この他に、ハンティング用の地域とどの猫の居住地区にも入らない中立地域があります。ハンティング地域は、数頭の猫と共有で使われ、他の猫が先にそこでハンティングしている場合はその猫のハンティングが終るまでじっと待っています。また中立地域でも何頭かが集まりますがここでもほとんど争いごとは起きないようです。

しかし、住宅街では、猫も過密状態にありますので未去勢の雄猫の様な、放浪癖がありかつ、攻撃的な猫同士の間では、争い事も多く発生し重傷を負う猫もでてきます。猫は、日に何回もテリトリーの見回りをしますから過密状態の地域では闘争機会が余計に多くなるのでしょう。

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4. 予防接種
質問:
これからネコを飼いたいと思っているのですが予防接種を受けた方が良いと聞いています。どのような予防接種なのか、またどこで受けたら良いのでしょうか。
解答:
現在、日本で行われている予防注射は
  1. 猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)
  2. 猫伝染性鼻気管炎
  3. カリシウイルス感染症
の3種類の病気の混合ワクチンと、 に対するワクチンがあります。

いづれも伝染力が強く、予防する方法は予防注射してあげるしかありません。猫は他にも伝染病が多いのですが、上記3種類の予防注射しか実用になっていないのが現状です。将来的にはもっと多くの伝染病ワクチンが開発されることを願ってやみません。

また、この予防注射はほとんどの動物病院で受けられますので、ネコを飼い初めて1週間もして家に慣れたらお近くの動物病院へつれて行かれることをお勧めします。

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5. 入院費用はどの程度なのでしょうか
質問:
現在飼っているネコが高年齢で、病気がちになってしまいました。たぶんこれから重病になるかもしれないと心配なのですが、入院費用はどの程度なのでしょうか。保険がきかないというので経済的に心配です。相場で結構ですので教えて下さい。
解答:
猫で年齢とともに増加する病気、言い替えれば成人(猫)病は、最近増えて来ているようです。若い時は病気になり、入院する事になったとしても、○○日位で退院できるでしょう、と予想がたてやすいのですが、老猫になりますと、確かに入院が長引いたり、また、そのまま入院中に死亡してしまう事もない訳ではありませ ん。こういうところも人間の成人病ににているかもしれませんね。

入院費用については相場というものはおそらくないと思います。というのは、その入院原因の疾病の種類によって、かかる薬代、検査費用、処置代、手術代などまるで違うからです。一般には入院費(1日いくら)投薬料、注射料、処置料などは質問すれば、答えてくれるかもしれませんが、入院するといくらでしょう、といった漠然とした質問にはお答えする事ができないのです。

ですから、ある程度の年齢になったら、別にどこが悪いという事がなくとも、主治医の先生とコミュニケーションをとって、不測の事態に備えましょう。日頃の様子が解っていると、もしもの時にも処置がスムーズにいきますので、助かる確率が高くなるでしょうし、入院費を安くしてくれるかもしれません。(お約束はできませんが)

ここで、ひとつヒントをさしあげましょう。老猫に最も多い腎臓病の見分け方と予防法。

主な症状

  1. 飲水量が増えた。
  2. 尿量が増え回数も増加した。
  3. 口臭が強い(アンモニア臭)
  4. 痩せてきた。吐き気がある。など

予防法

  1. 塩分のあるものは与えない。
  2. ある程度の年齢になったら、蛋白量を減らし、良質な 蛋白を選んで与える。
  3. 脂肪分は重要なので制限しない。
  4. 雄の場合は2才位までの間に去勢手術を済ませておく。
  5. 飲水制限はしない。
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6. ネコの年齢を人間の年齢に換算する方法を教えて下さい
質問:
ネコの年齢を人間の年齢に換算する方法を教えて下さい。また、ネコの寿命はどのくらいなでしょうか。
解答:
年齢換算表
ネ コ人 間 ネ コ 人 間
1カ月
2カ月
3カ月
6カ月
9カ月
1才
1才半
2才
3才
4才
5才
6才
7才
1才
3才
5才
9才
13才
17才
20才
23才
28才
32才
36才
40才
44才
8才
9才
10才
11才
12才
13才
14才
15才
16才
17才
18才
19才
20才
48才
52才
56才
60才
64才
68才
72才
76才
80才
84才
88才
92才
96才
ネコの年齢を人の年齢に換算することには、多少無理があるのですが生後どれくらいで成猫に達するのか、あるいはどれくらい老齢なのかを分かりやすく説明する為に年齢の換算をする事があります 。
しかし、これはかなりおおまかな目安ですのでなるべく年齢換算なしに生後1年で1才、2年で2才と数えるようにしてください。どうしてもと云われる方の為に表にしておきました。ネコの寿命は、特に問題のない飼い方なら平均して15ー16年は生きるようです。20才以上のネコもたまにいるようです。大切に飼えばこんなにも長生きするものです。
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7. 人間に移る病気はあるのでしょうか
質問:
これからネコを飼いたいと思うのですが、人間に移る病気はあるのでしょうか。食事を別にすることは飼い方の基本ですが病気に関して素人では分かりにくく、子供もいるので心配です。
もし、移る病気があるのでしたらその予防方法なども教えて下さい。
解答:
接触・飛沫、外傷、経口とに分けて主なものをご説明します。

接触・飛沫:皮膚真菌症(カビ性)
猫の皮膚病の原因の1つに糸状菌の感染によるものがあります。このうち人間に感染する種類もあり、皮膚病ができてしまったら早めに診断治療を仰ぎましょう。また内臓に感染するクリプトコッカス症という恐ろしい病気もまれにあります。

かいせん虫
疥癬虫も人に感染して、かゆみのある小さな赤疹ができます。特に皮膚の柔らかい子供や女性の腹部をねらわれます。
猫を早く治療してあげましょう。またノミも大変かゆく不快ですので駆除してあげましょう。

外傷
猫の口腔内や爪にはさまざまな菌がいます。細菌類は人も動物も共通ですので、噛まれたりひっかかれた時はよく消毒しましょう。ひどく痛んだり腫れたり発熱した時はお医者さんの診察を受けて下さい。

経口
トキソプラズマ、キャンピロバクター、各種細菌類が挙げられますが、キャンピロバクターは下痢の原因になったりしますので、特に子供には便を触らせないように気をつけて下さい。(トキソプラズマについては トキソプラズマの項参照

このように書くといかにも恐ろしいようですが、猫をきれいに室内飼育してあげればさほど神経質に考えなくても大丈夫です。
これから飼うのであれば、動物病院でワクチン接種と共に健康診断を受けて病気を持ってないかどうか診てもらうとよいでしょう。そしておかしいと思った時は、早めに獣医師の診察を受けることが予防にもつながると思います。

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