FAQ #18〜

  1. ネコと人間の妊娠について
  2. 長毛種猫の毛の手入れについて

18. ネコと人間の妊娠について

質問:
私は大変猫が大好きです。 今は、メスのアビシニアン(短毛種)1匹と暮らしています。 先週、私が妊娠していることが分かりました。 私の親は、子供に悪影響があるためネコを手放すことをすすめられています。 私にはネコと離れて暮らすことなど考えられません。 本当におなかの子供に影響があるのでしょうか? 出来ればこのままネコと一緒に暮らしたいと考えています。 このような経験がある人にアドバイスをもらいたいです。 どうかよろしくお願いします。
解答:
さて、猫が人の赤ちゃんに悪影響があるかどうかのご質問ですが、
それは赤ちゃんの体質や猫の病気など色々な要因が関与しますのでなんとも言えません。
まず妊娠中、胎児に悪影響がある言われる「トキソプラズマ」と言う病気があります。これは、妊娠中に「トキソプラズマ」に始めて感染しますと、流産、死産、胎児の脳の水腫などを引き起こす事があります。 但し、すでに妊婦が過去に感染していれば免疫が出来ていて、胎児に影響を及ぼす事はありません。
又、猫が健康でトキソプラズマ抗体が陰性ならその猫ちゃんは、トキソプラズマに感染している可能性はまずありません。それと人がトキソプラズマに感染する経路は、猫からばかりでなく、その人の食生活で生肉をよく食する場合、その生肉から感染する危険性があります。
まずは妊婦さんと猫ちゃんのトキソプラズマ抗体を検査してみて下さい。どちらも陰性なら安心です。
尚、この件(トキソプラズマ)に関しましては、データベースに詳しく紹介されてますので参照して下さい。

次に考えられるのは、猫の毛アレルギーですが、これは生まれて来た赤ちゃんがアレルギー体質かどうかによりますので現時点ではなんとも言えません。ただ、不幸にも赤ちゃんがアレルギー体質の場合、症状は軽度のものから重症まで様々でアレルギーの原因となる物質も数種類に及ぶのが普通で、その中には猫の毛が入るかもしれません。しかし、今から赤ちゃんがアレルギーかどうか心配してもしょうがないのでこの件は生まれて来て赤ちゃんの体質を見極めてから考えればよいと思います。

さて次に、昔からよく言われているのですが、猫が赤ちゃんの顔の上に覆い被さり赤ちゃんが呼吸が出来なくなる、と言う噂があります。しかしながら私も長年獣医師をして来ましたがこの様な事例は直接聞いた事がありません。それにこの事に関しては、親が充分注意を払う事によって防げる事だと思います。

最後にノミや疥癬などの外部寄生虫に関してですが、これらには良い駆除薬もありますし、又現在猫がこれらに感染していなくて、これから他の猫と接触する可能性がなければ外部寄生虫に感染する可能性も低いと思います。
ノミや疥癬についてもCat-Netのデータベースを参照して下さい。

いずれにしましても親御さんを納得させる為に一度動物病院でトキソプラズマ抗体検査を含めて猫の健康チェックを受けられると良いと思います。それとこれまで多くの方々が猫と共に暮らして何事もなく過ごされています。又、もし仮に猫に問題があっても殆どの場合は飼い主さんの努力次第で対処可能だと思います。 赤ちゃんも大切ですが、猫も一つの命ですから大切に考えるよう親御さんとよく話し合って下さい。

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19. 長毛種猫の毛の手入れについて

質問:
前略 毎年、大きな毛玉を作ってかわいそうな思いをさせています。 最後には、マルガリータになりますが、それも随分哀れを誘い ます。どうか良い方法があれば、お教えください。
解答:
ご質問いただきました長毛種の手入れについてですが、品種がかかれていなかったのでペルシャ系の猫(ペルシャ、ヒマラヤンなど)と仮定してお返事します。

ペルシャ系のコートを保つにはまず毎日のブラッシングがかかせません。これが出来ないとなるとやはり毛玉は免れないでしょう。ただ、少々手抜きをする為に出来ること、それはシャンプーを確実にして行くことです。

一般の方が猫のシャンプーをするとき、たぶんすぐシャンプー液をかけごしごし洗ってしまうでしょう。 そしてきちんとドライヤーで乾かさないで、途中で止めてしまう。
これが毛玉の最大の理由(原因)です。

毛玉を減らすにはまずシャンプー前にブラッシングをして完全に毛玉を取り去らなくてはなりません。

  1. 大きな毛玉ははさみを猫の体から外に向かって裂くように入れ、切りほぐします。
    • 決して猫の皮膚を引っ張りながらはさみを使わないように!
      皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。
    • そのとき、静電気防止用のコートスプレーを使うとより効果的です。
  2. 毛玉を完全にとったらシャンプーをします。
    • 原液をかけるのではなく、薄めたものを全体にかけ、
    • そっと押し洗いするようにして、
    • 決してごしごしこすってはいけません。
    • 毛の流れに沿って洗います。
    • 出来れば二度あらいして、
    • よくすすぎます。
  3. それで最後に静電気防止効果のあるリンスを薄めて全体にかけ、また良くすすぎます。
  4. タオルドライのあとドライヤーで丹念に乾かします。
    このときは櫛(コーム)を使って根元から乾かすようにします。
  5. 大体乾いたら、またここで静電気防止用スプレーをかけながら最後まで完全に乾かします。
ここまでの工程で多分二時間以上はかかります。
大変ですが、毛玉を作らないようにするにはこれくらいの努力をしなくてはならないのはペルシャ系の子だったら仕方のないことです。

夏に一度丸刈りにしてしまうのであれば、とりあえずしてしまって、秋口から、毛は短くてもこのシャンプーを二週間に一度くらいしていってもらえれば、かなり毛玉を減らせるはず。シャンプーをして次のシャンプーの日になるまでは毎日コームで溶かしてやります。もしくは1日置きでもいいので、、、(週に二−3回は必ず櫛をとお す!)その際、静電気防止スプレーを忘れずに。

あとシャンプーはどんなものをお使いですか?
現在使ってるものが長毛種用でない場合は、やはりそれも毛玉の原因の一つです。少々高価でもロングの子用のものをシャンプー、リンスペアでそろえてください。シャンプーひとつでずいぶん仕上がりが違います。

ただ、ここまでしてもなかなか保つのが大変なのがレッド(茶トラ)のペルシャだといわれています。この毛色は、ブリーダーでも大変だとこぼすぐらい。。。
毛の手入れは大変ですが、きれいになった猫たちはとても優雅で素敵ですよね。
そんな姿を想像しながら、ちょっとがんばって手入れしてみてください。

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